
自分らしさに戻る満月
〜仮面を外す勇気とやさしさ〜
2025年8月9日16時55分ごろ、
水瓶座の位置で満月を迎えます。
満月は、太陽と月が正反対に並ぶことで、
心の奥にある気持ちと、
外に向かう意志が照らし合うようなとき。
内側に秘めていた思いや、
なかなか言葉にできなかった感情が、
ゆっくりと表にあらわれてくるような
タイミングでもあります。
今回の満月は、水瓶座にいる月と、
獅子座にいる太陽が向き合う形で起こります。
「わたしらしく生きること」と
「誰かとどう関わっていきたいのか」という、
ふたつのテーマがまっすぐ交差するのでしょう。
また、今回の星の配置を大きく見ると、
人との関わりや、社会とのつながりを通して
“本当の自分”
に気づいていくような流れが強くなっています。
・誰かと話しているとき、ふと出てきた本音。
・何気ない出来事の中で気づいた、
「あれ、これって本当に私が望んでること?」
という感覚。
そんな、心の奥に眠っていた
“ほんとう”
が、そっと目を覚ましはじめるような満月です。
そして、
自分の価値やあり方を見つめ直すような流れも生まれています。
「こうなれたらいいな」という理想と、
「でも今はまだ…」と感じる現実とのあいだで、
少し心が揺れ動くような場面もあるかもしれません。
でも、その揺らぎの中にこそ、
“これからどう進んでいきたいか”というヒントが隠れているはず。
夢や理想は、遠くにあるものではなく、
“いまの自分”が少しずつ育んでいくもの。
この満月は、そんな気づきを
静かに促してくれる時間でもあるのだと思います。

星と月が示すテーマ
今回、星たちの配置の中には、
「心の中の葛藤を、やわらかな行動や言葉に変えていける力」が働いています。
どこか違和感を抱えていたり、心の奥で押し込めていた気持ちが
少しずつ言葉になっていったり、小さなアイデアとして浮かび上がってくるような流れです。
うまくまとまらなくても大丈夫。
誰かに話してみるだけでも、
心がふっと軽くなることがあります。
自分の中にある“ほんとう”に触れるための、
やさしい入口が開かれていく
そんな雰囲気です。
今回の月が位置するのは、
水瓶座サビアン18度「仮面がはがされた男」。
もう飾れない、取り繕えない。
素顔のままの自分で生きていくときが
来ているのかもしれません。
そのままの自分を受け入れること、
本音と向き合うことに、
怖さを感じるときもあるかもしれません。
けれど、仮面を外した先にある
「わたし」こそが、
本当に大切にしたいものを知っている存在なのです。
心地よく過ごすためのヒント
満月の日のセルフケアとして
是非香りの力も取り入れてみてください。
水瓶座に対応する香りには、
心をすっきりさせたり、視野を広げてくれる働きを持つものがそろっています。
ユーカリは、深い呼吸をうながし、頭をクリアにしてくれる香り。
パチュリは、不要なこだわりや緊張を手放し、地に足をつけて今に戻るサポートに。
サイプレスは、行き詰まりや迷いの中に新しい道を見出す力をくれます。
山羊座に対応する香りは「グラウンディング(地に足をつける)」や
「責任感・安定感」をサポートするものが多いです。
また、シダーウッドやサンダルウッドは、
心を静め、自分の中心としっかりつながる感覚を取り戻してくれる香りです。
ティーツリーは、心のもやを吹き払って前向きな気持ちを取り戻したいときにぴったりです。
おすすめの使い方
夜、バスタイムに数滴落として香りを楽しんだり、
ノートを書きながら
ディフューザーで焚いてみたり。
香りは、言葉にならない心の声と出会うための、やさしい入り口になります。
最後に
理想を現実にするというのは、
大きな目標を追いかけることではなく、
「いま、できること」を丁寧に選んでいくこと。
たとえ少しずつでも、仮面を外しながら、
“ほんとうのわたし”
で生きていくための小さな一歩を踏み出せたなら、
それがきっと、
未来をやさしく照らしてくれるはずです。
この水瓶座満月は、
そんな自分との“再契約”を促してくれる時間。
その一歩を、静かに、そして誠実に選び取って行きたいですね。
この記事を書いた人:ayako
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